はやし雑記

はやしです

体育よりも音楽の授業のほうがよっぽど非人道的(?)だろ

先日この話をしていた。

自分は運動が苦手だったから体育の授業が苦痛で、運動が嫌いになった、 みたいな話はTwitterとかでよく見かける。

僕もそこまで運動が得意というわけではないので、気持ちはわからなくもない。

でも正直なところ、体育の授業よりも音楽の授業のほうが何倍も嫌いだったし、 どう考えても音楽の授業のほうが非人道的だったと思う。

それなのに何故か音楽の授業が苦痛だった話はあまり聞かない。

なんで?

僕はリコーダーとかの楽器が小学生の頃から苦手だったし、歌うこともそんなに得意じゃない。

だから一人ずつ前に呼び出して順番に吹かせたり歌わせたりするやつがめちゃくちゃ苦痛だった。 あそこまで皆の前で恥をかかせる授業は音楽くらいだったと思う。

小学5年生の時に、卒業式で6年生を送り出すために、威風堂々(だったと思う)をリコーダー演奏するというのがあった。 僕は碌に吹けなかったので、先生に君は吹かないでいいよと言われたのを覚えている。 言われなくても、空気を読んでみんなで演奏するときは音を出していなかったが。

同じようなことは何度もあったし、悪いのは僕ではあるが絶妙に嫌な気分になるので、 みんなで演奏する系はめちゃくちゃ嫌いだった。

音楽を聴くのは好きだけど、自分で楽器をやったり、歌ったりする気に一切ならないのは 音楽の授業で植え付けられた負の記憶のせいだと思う。

負の記憶でいえば、中2のときの音楽の先生に「音楽ができない人間は何もできないぞ」と言われたのを未だに思い出す。 音楽の授業は苦手で嫌いだったので、あまりやる気も無かったが、 音楽が出来る人からしたら出来ることが普通で、出来ないことは人として劣ってるってことか? 上等じゃボケ、誰がテメエの授業なんか聞くか、と思って更にやる気を失ったのを覚えている。 中高の成績なんてほとんど覚えてないけど、中2の音楽の成績が五段階評価で最低だったことは今でも覚えている。

先生の人格やクラスメイトの優しさのお陰というのもあるだろうけど、 体育の授業でできなくて怒られたり、恥をかかされたりすることはそんなに無かったと思う。

それに比べて美術の授業は楽しかった。 絵を描いたりするのは得意ではないけど、下手な変な絵でも否定されなかった。

今となってはどうでも良いけど、体育の授業が苦痛だった話を聞くたびに、 体育よりも音楽の授業のほうがよっぽど非人道的だっただろ、と思う。

そして、自分に子供ができたら絶対に幼いころからピアノを習わせようと思う。