はやし雑記

はやしです

炭治郎の出身、東京都最高峰であるところの雲取山に一泊二日で登った

鬼滅の刃が大ヒットし、こんな記事すら見かけるようになった今日このごろ、

news.yahoo.co.jp

ちゃんと計画を立てて、ちゃんとした装備で1泊2日で雲取山に登ってきた。

初めてのテント泊登山だったが、無事に登って下りてくることができた。

ちなみに私は禰豆子ちゃん推しです。

今回は自分と、ラボ同期と後輩とその友達(自分以外全員中国人留学生!)の4人で、初めてのメンツだった。

ピストンより周回コースが好きなので、東京(山梨)側の親川登山口から三条の湯を経由して雲取山に登り、七ツ石山を経由して下山するルートにした。

ヤマケイオンラインとGoogle mapによると、総歩行距離約28 km、累計標高差約2,500 m、コースタイム約12時間で、コース定数は56だった。

当初はお祭から入山し、三条の湯に向かう計画にしていたが、 途中の道が土砂崩れで通行止めになってしまったため、 親川から入山しサオラ峠を経由して三条の湯に行くルートにした。 ルート変更によって1日目のコースタイムは3時間20分から5時間50分に増えた。

お祭からなら朝にレンタカー借りるか電車とバスで行くかして、10時くらいから歩き始めればいいかと思っていたが、 親川からのルートの場合、15時頃までに三条の湯に着くためには8時くらいには親川を出発する必要があり、 朝レンタカーや電車バスでは間に合わないので、夜にレンタカーを借りて深夜のうちに山に向かうことにした。

1日目の深夜1時頃に都内を出発し、各メンバーを各所で拾いつつ雲取山の丹波山村村営駐車場に向かった。 駐車場に着いたのは5時頃だったが、停めるスペースに困る程ではないもののすでにかなり車がいた。

車内で少し休憩し、登山届を社内で書いたり着替えたりして、7時頃に駐車場を出発した。 駐車場のトイレの横に登山届を入れる箱が置いてあった。 もう少し早く駐車場に着いていれば車内で寝れたのだろうが、 時間が中途半端で寝るほどの時間は無く、ほぼ徹夜になってしまった。

駐車場から親川までは国道411号を1時間ほど歩いた。 親川から山道に入り、そこからはひたすら登った。

ちょうど紅葉のシーズンだったので、登っていくにつれて周りの木々の色が変わっていく様子はとても良かった。 木々の隙間から近くの山々の紅葉が見えたが、開けた場所は少なかったのは少し残念だった。

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丹波天平を経由して、サオラ峠まで登り、あとはただひたすら三条の湯まで下った。 ちなみに丹波天平は「たばでんでえろ」と読むらしい。

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三条の湯には15時頃に着いた。 三条の湯のテント場は川のすぐ脇だったからか、地面がところどころ濡れていてペグも刺さりにくかった。 あまり良くはないけど、風はほとんどなかったのでそのへんの石で軽く固定した。

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夕食はご飯を炊いて、レトルトカレーを温めて食べた。

先日、ふるさと納税のコシヒカリが大量に届いたので、 白米をそのまま持っていき、テントを張る前に研いで浸水させておいた。

熱源にはガスバーナー2つと、固形燃料ストーブを1つ持って行っていた。 持っていたコッヘルは小さかったので3合全部は入らず、1合+2合に分けて炊いた。 片方はガスバーナーで沸騰させるまで加熱し、その後は固形燃料ストーブを使った。 空いたガスバーナーでレトルトカレーを温め、 レトルトカレーと米がほぼ同時に出来上がるようにした。

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固形燃料ストーブは100円ショップのケーキ型をハサミで切って作った。

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食事の準備ができたのは17時頃で、もうすっかり日が落ちてしまっていた。 懐中電灯は持っていたが、やはり懐中電灯は指向性が高すぎるので、 ランタンがあれば良かったなと思った。

食事の後片付けをして、19時頃には就寝した。 三条の湯は500円で「湯」に入れるが、徹夜で運転してからの登山でかなり疲れていたのもあり、 片付けの後すぐに寝てしまった。

横になってから気づいたが、テントを張った場所が微妙に傾いていた。 自分のほうが坂上にいたので、夜中に何度か隣の領地を侵略してしまっていたらしく、 次回からは気をつけたい。 あと、やはり背中が痛かったので良いマットが欲しい。

4時頃に目覚めてしまったので、1人でトマトスープを飲みながら星を見ていた。 山の中なのでもっと星が見えるかと期待していたが、天気のせいか場所のせいかあまり見えなかった。

5時半頃に皆を起こして、朝飯を食べて片付けをして7時半頃に出発した。 思っていたより片付けに手間取ってしまい、少し出発が遅れてしまったので、 もう少し早めに動き出すべきだった。

山頂まではひたすら登り続けた。 三条の湯から山頂までのほうが、1日目のコースより眺望は良かった。

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登山口から三条の湯もずっとスマホは圏外だったが、 三条ダルミあたりからちらほらとスマホの電波が入るようになった。 docomoのサービスエリアマップでは雲取山周辺は何も入らないようだが、 丹波山村か秩父あたりの電波が届いていたのだろうか。 サービスエリアマップ | 通信・エリア | NTTドコモ

山頂には予定より遅れて11時半頃に着いた。

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残念ながら山頂はガスっていて眺望は良くなかった。 山頂は比較的広くて、避難小屋などもあり、座れる場所もあった。

避難小屋の脇でお湯を沸かし、カップラーメンを食べた。 ここまではあまり他の登山客と遭遇しなかったが、 山頂には何組かの登山客がいた。

1時間半ほど山頂あたりでゆっくりしてから下山した。 地図では雲取奥多摩小屋と堂所の近くに水場があるはずだったが見つからなかった。

駐車場に着いたのは日没ギリギリの17時半頃だった。 レンタカーを20時までに返却しなければいけなかったので、急いで都内まで戻った。

最初は15時頃に下山して、奥多摩で温泉にでも入ってゆっくり帰ろうなどと話していたが、 2日目の出発が少し遅くなってしまったのと、 疲れてペースが落ちてしまったのもあり、ギリギリになってしまった。 次はもえぎの湯に行きたい。 今回初めて知ったが、東京都の国民健康保険に入っていれば割引がきくらしい。

もえぎの湯 お風呂のご案内

テント泊登山は距離が長いのは勿論のこと、 荷物もかなり重かったのでとても疲れた。 一眼レフを持っては行ったものの、 重いだけでそんなに写真を撮る余裕は無かったので失敗だった。 もっと強くなりたい。

今回のためにテントに寝袋、大容量のザックなどを新しく買ったので、 めっちゃお金を使ってしまった。

なにはともあれ、テント泊での雲取山登山はとても楽しかった。 テント泊の魅力は早朝や夜の山を味わうことができる事かなと思った。 またテント泊登山がしたい。

今回は山頂がガスっていて景色をほとんど楽しむことができなかったので、 また登って東京都最高峰からの景色を見てみたい。