はじめに
富士山に麓から登った
日本最高峰、標高3776 mの富士山には年間約三十万人の人が登るらしい しかし、ほとんどの場合五合目までは車やバスで行く ルートによって異なるが、五合目の標高は2000 mほどあるため、自らの足で登っているのは半分程度
私はずっとスマホやPCの壁紙を富士山の写真にしていたくらい富士山が好きで、これまでに3回登った 2年前に五合目から登ったときは、比較的体力にも余裕があったので、今回は吉田口の麓、いわゆる零合目から登ってみた
メンバーは僕と某社のエンジニアのI君の2人で、I君は初めての富士山だった
準備
駒込富士神社にお参り
道中の安全を願って家の近くにある駒込富士神社にお参りした
川苔山で練習
登山と運転の練習のために川苔山に登った 近くに温泉もあり、なかなか楽しかった
装備
登山靴はハイカットのものにした
五合目あたりまではかなり暑いだろうと予想していたので、七合目までは膝上ステテコで歩いた 七合目からはトレッキングパンツを履いた
金剛杖は正直アレなので、トレッキングポール↓を買った
高い有名なブランドのやつにしたかったけど、貧困大学院生なので不安ながらも聞いたこと無いところの安めのやつを購入した 全然問題無く使えた
飲み物は水メインで4Lくらい持っていったけど、正直クソ重かったので2Lくらいにして途中で適宜買う感じにすれば良かった
日程・ルート
標準タイムコースは以下の通り ネットを探してもなかったが、中の茶屋に置いてあったパンフレットに記載されていた
北口本宮冨士浅間神社 (850m) ↓ 80分 中の茶屋 (1100m) ↓ 60分 大石茶屋小屋跡 (1300m) ↓ 30分 馬返 (1450m) ↓ 30分 二合目 (1700m) ↓ 20分 三合目 (1840m) ↓ 20分 四合目 (2010m) ↓ 45分 五合目 (2300m) ↓ 30分 六合目 (2390m) ↓ 60分 七合目 (2700m) ↓ 100分 八合目 (3100 m) ↓ 80分 本八合目 (3400m) ↓ 20分 八合五勺 (3450m) ↓ 60分 吉田口山頂 (3756m) ↓ 210分 富士スバルライン五合目 (2304m)
括弧内は標高
東京→北口本宮冨士浅間神社
東京都内を7:30頃に出発し、9時過ぎに北口本宮冨士浅間神社に到着した 神社にお参りして御朱印を頂き、9:50頃に出発
この時点で標高は860mあるので、高低差は3000m弱
iPhoneのコンパスは機内モードにしていてもGPSの位置と標高を拾ってくれるので便利
北口本宮冨士浅間神社→中の茶屋
神社から中の茶屋までは県道701号か、その横を平行に走る吉田口遊歩道を歩く 吉田口遊歩道は森の中を進むのでそれほど暑くは無かった
距離はだいたい4 km程度だが、勾配はさほどキツくないので実際にかかった時間は60分程度
中の茶屋では食事を取れるので、少し早めの昼飯を食べた ただし、食事の提供は11時かららしいので、要注意
吉田うどん(冷)と富士山サイダー
中の茶屋→大石茶屋小屋跡→馬返
中の茶屋から同じような道を歩いた
コースタイムは60+30=90分だけど、そんなに勾配は無いので1時間弱でついた
この看板の近くに駐車場もあったので、ここから登り始めるのでも良さそう バス停があったので、バスも来てるのかな?
この看板の前で少し休憩して、さあ行くぞ!と数十メートル歩いたらおやすみ処があったのでまたすぐ休憩 地元の人がボランティアでやっているらしく、冷たい麦茶を飲ませてくれた
あと、麓から登った証明書みたいなのがあるらしく、その申込書をここで貰った
ありがとうございました
馬返からは本格的な登山道という感じ
一合目→二合目→三合目→四合目→五合目→六合目
これまでよりは少し勾配がキツくなる 気温も下界と同じくらいで結構暑いので、体力を奪われる
道にちょこちょこ看板があって面白い
コースタイムと同じか少し短いくらいで歩いた
三合目あたりから下界が見渡せていい感じ
五合目あたりで雲と同じくらいの高さになる、めっちゃ良い天気
六合目までで遭遇した他の登山客は数組だけで、やっぱり麓から登る人は少ないんだろうなぁと実感
六合目→七合目
六合目でスカイライン五合目からと合流するので、一気に登山客が増える ここで保全協力金1000円を払うと、木のなんかを貰える
ここまでは比較的緑が多かったが、ここからは徐々に緑が消えて殺風景な風景になっていく
今回は山小屋(鎌岩館)を予約していて、17:30頃に到着した 夕食付きプランにしたので、飯食ってその後すぐ寝た
御来光を頂上で見る人は0時頃に起きて出発するらしいけど、それはどうでも良かったので1:30頃に起きて2時前に出発した
七合目→八合目→本八合目→八合五勺→頂上
混まないようにと2時頃に出発したけど、やっぱり少し渋滞した
御来光は八合目あたりで拝んだ
頂上まで登ったけど(私が)疲れ果ててしまったのでお鉢巡りはせず
剣ヶ峰の写真だけ
御朱印を頂いて早々に下山
頂上→スバルライン五合目→北口本宮冨士浅間神社
疲れ果てたので、帰りは屈辱のスバルライン五合目へ
五合目からはバスで富士山駅まで行き、富士山駅からタクシーで車を停めている浅間神社に戻った バスもあるみたいだけど、クソ暑かったしそんな遠くないのでタクシーに乗った
下山後・三日目
下山後は河口湖湖畔のホテルに泊まった
車に戻ったのは12時頃だったので、チェックイン15時までかなり時間があり、河口湖の周りとか甲府までドライブしたりして時間を潰した
馬返で貰った申込書を富士吉田の道の駅で提出すると、登頂証明書が貰えた
三日目はレンタカーを返すまでかなり時間があったので、温泉にでも浸かろうかと熱海まで南下した ただ、お盆シーズン初日の土曜日だけあって熱海は超混んでいて、湯河原まで行ってみると意外に空いていたので湯河原でのんびり温泉に浸かった
良かった点・悪かった点
- トレッキングポールは金剛杖より圧倒的に良い
- 水は少なめに持って行って、途中で買うほうが良い
- サングラスを持っていけばよかった
- ポカリスエットの粉を直接大量に飲む(食べる)と気分が悪くなるのでやめておいたほうが良い
- 暑さでかなり体力を奪われたので、9月頃に行ったほうが良かったかもしれない
感想
疲れたが楽しかった もっと普段から運動して体力を付けて次は海抜0mからに挑戦したい